ライブラリー維持

2024-02-01

 

エルニーニョの影響で雨季の雨が続き、あちらこちらで大雨の影響が出ました。

 

ワイルドライフ・クラブの子供たちが利用しているビリカニ・ライブラリーも植物が覆い、子供たちが中に入れないほどに草丈が伸びてしまいました。毒ヘビも少なくないため、安心してライブラリーの庭を歩けず、十数メートル先にある専用のトイレも使うことができなくなりました。

 

子供たちが安心してライブラリーの利用ができるように、草刈りが必要となり、庭のクリーニングを行いました。すべて人力による草刈りです。村人たちが雨のやんでいる間に毎日少しずつ行い、4日間ほどかかりました。

 

シロアリも活発になり、書棚の本が影響を受けるのではないかと心配しましたが、監督員が繰り返し点検を続けていて、所蔵の本は今のところ問題ないようです。

 

ライブラリーの利用を控えていた子供たちが、クリーニング後は戻ってきて、安心して利用しています。雨も止み暑い日々の続く乾季に入りましたが、不確定なエルニーニョの影響の雨がいつまた始まるかわかりません。

 

今後も安心して利用できるように、メインテナンスを継続して支援していきます。

 


お母さんたちの受験と今年の挑戦者

2024-01-21

 

ビリカニ女性たちの会のお母さん2人が、12月に洋裁士の国家試験3級を受験しました。24歳と27歳のお母さんたちです。

 

2人とも、十分にトレーニングを積んで挑戦したので、無事合格となることを祈っています。

 

今年の3級の挑戦者の2名も決まりました。早速トレーニングの開始をしていますが、作業場の維持も大変です。

 

というのは、エルニーニョの影響を受けた11月からの雨季はまだ続いていて、どこもかしこも大量の虫が発生。ミシンや布にも散らばります。草丈の高い植物が生い繁り、草本刈りをし続けないと、女性たちの会の作業場にも入れない状況だからです。

 

生物の多様性とはいえ、長かった干ばつ的状況の後の大雨の影響や開発でバランスは崩れてきていて、すべてを守れというのを語るは易し、その中での日々の生活も支援プロジェクトを維持して進めていくことも大変なことです。

  

万事ポレポレで、雨の様子を見ながら状況に合わせて、それなりにお母さんたちは協力して作業を進めています。

 

お母さんたちの声と現地スタッフのアドバイスを大切にしながら、ささやかな支援を継続しています。

 

 


プラチックごみ拾い

2023-11-22

 

支援しているワイルドライフ・クラブで、国立公園周辺や居住の村落に捨てられているペットボトルなどのプラスチックのごみを拾い集める活動を定期的に行っています。

 

野生動物の生活する国立公園への教育ツアーを体験して、居住地のゴミが多い環境が目につくようになり、みんなできれいにしよう!と、顧問の先生のかけ声のもと、続けている活動です。

 

毎回、驚くほどの量が集まります。集まったゴミはリサイクルに回しているそうですが、ゴミの削減にも力を入れている、とのことです。

 

ケニヤではプラスチック・バッグ(ビニール袋)の利用が禁止となってから年月が経つのですが、プラスチックのボトルなどまだまだプラスチックのごみは減りません。

 

野生動物にも人間にも家畜にも有害なプラスチックのごみなので、減少から消滅の向けての活動が実るといいですね!

 

 


マスクの配布寄贈

2023-09-23

 

ビリカニ女性たちの会が作製した、インフルエンザの予防のためのマスクを支援しているワイルドライフ・クラブに届けました。国立公園への教育ツアーの際に配布した分を含めて300枚のマスクです。

 

ケニヤではコロナはすっかり影を潜めていて、ツァボ地域でも話題にも上りませんが、小学生の間でのインフルエンザの流行は懸念されています。

 

お母さんたちの作製したマスクで、少しでも感染拡大の予防になるといいですね!

 

 


ビリカニ・グッズ復活

2023-07-29

 

復活シリーズ(?!)が続きます!

 

コロナ期にはすっかり停滞してしまった、ビリカニ女性たちの会のビリカニ・グッズの縫製を復活することになりました!

 

直接の訪問者たちを対象とするのはもちろんですが、大学祭など日本での支援も復活してきていて、お母さんたちも勇気づけられています。

 

3年も経ってしまって、もう縫製の仕方を忘れてしまったのではないか、と不安もありましたが、そこは長老(?!)のオールド・ママたちが張り切ってヤング・ママたちへの伝達をし、インストラクターの大きなヘルプもあり、順調に復活作業を進めることができています。

 

訪問される皆さんも、日本の皆さんも出来映え(?!)をどうぞお楽しみに!

 

 


マスク支援の復活?!

2023-07-24

 

ケニヤ~ツァボ地域では、コロナはすっかり過去のものとなり、コロナ感染拡大のためのマスク着用はないのですが、小学生などを中心にインフルエンザの流行が見られ、小学生や町の店舗など人が密集する場所では、マスクの着用が推奨されています。

 

ビリカニ女性たちの会では、ワイルドライフ・クラブの子供たちへマスク支援の復活を行いました。7月には2つのワイルドライフ・クラブの子供たちが国立公園への教育ツアーに、お母さんたちの作製したマスクを着用して参加しています。

 

限られた枚数の作製支援ですが、少しでもインフルエンザの感染予防に役立てばよいと願っています。

 

 


挑戦と復活

2023-06-24

 

ビリカニ女性たちの会の今年の洋裁士の国家試験受験には、3級に2名が挑戦することになりました。

 

昨年の選抜に残念ながら漏れたお母さんたちなので、今年のチャレンジの機会に喜んでいます!

 

3年半ぶりの教育エコツアーの復活も決定して、コロナ期以前のように、女性たちの会への対面の訪問によって現地支援販売をしての活動が復活できることになり、女性たちの会一同はりきっています。

 

オールド・ママたちからヤング・ママたちへ、「ビリカニ・グッズ」の縫製のための技術の継承もポレポレと進めています!

 

 


合格しました!

2023-04-16

 

昨年末にビリカニ女性たちの会から洋裁士の国家試験を受験した2名に、無事合格の通知が届きました!

 

2人とも自信があるとは言っていましたが、やはり結果が出るまでは不安もありました。2級に合格したお母さんは、将来は洋裁講師になるのが目標と、ますますはりきっていて、他のお母さんたちにもよい刺激を与えています。

 

今月中には、今年受験を目指すお母さんたちが決まりそうです。

 

ポレポレと少しずつの歩みですが、共に確実に歩みを続けていきたいです! 

 


受験の報告

2023-02-23

 

昨年末にビリカニ女性たちの会から2名が洋裁士の国家試験を受験しました。ポレポレながら報告です!

 

3級を1名、2級を1名が受験しました。当初、3級2名、2級1名の合計3名を予定していましたが、予定受験者の1名は引っ越しで在住しなくなり、2名の受験となりました。

 

どちらも合格の自信はあるとのことですので、結果が待ち遠しいです!

 

講師によると、今年度の受験の候補者は、4月くらいを目処に選抜していく、とのことです。

 

継続して候補者が出るよう、若いお母さんたちが日々トレーニングに励んでいます!

 

ひとりでも多くのお母さんたちが力をつけて、候補者選びに嬉しい悲鳴をあげるほどになるとよいですね!  

 


ワークショップ(作業場)の修繕

2022-10-29

 

ビリカニ女性たちの会の作業場は設立後20年以上経ち、あちらこちらの修繕が必要になってきています。

 

ミシンの作業の中心となっている部屋などの壁が剥がれ落ちてきていて、至急を要する修繕となりました。まだ乾季が続いているからよいのですが、雨季が始まると作業場の建物の外壁も剥がれ落ちてしまいそうです。とはいえ、サラマンドフの会からの今事業年度の支援資金は底をついています。お母さんたちと話し合った結果、女性たちの会のビリカニ・グッズを販売して得た資金の貯蓄を切り崩して修繕することになりました。

 

ビリカニでは国内移民による人口増加が激しく、村人同士でも知らない人々が多くなってきています。女性たちの会の作業場には、看板が出ていないので、新参者には意味不明の建物とも映るようです。一昔前まで、看板がなくても女性たちの会とわかっていたのですが、看板が必要となってきました。

 

今さらながらですが、ビリカニ女性たちの会の作業場に、ライブラリーのように看板文字を書くことにしました。これで、どんな村人も間違えなく、お母さんたちの作業場だとわかってくれることでしょう。

 

修繕は作業場の内壁と外壁のすべて、さらに屋根の上の塗り直しを行いました。すべて新築で建てて以来、一度も塗り直しを行ったことがなく、今回が初めての手入れとなりました。

 

完成すると新築の時のような新鮮な趣となり、お母さんたちは心機一転して洋裁教室に来るのがますます楽しくなる、と大喜びでした。

 

サラマンドフ・ニュースレターNo.25より改稿

 


新規参加の小学校で感謝!

2022-07-22

 

今事業年度初の参加となったムルンディニ小学校で、全校生徒(約200名)が揃って、サラマンドフの会からのツァボ・イースト国立公園への教育ツアーの支援に感謝する会が開かれました。

 

子どもたちのワイルドライフ・クラブはもとより、美術クラブで国立公園を訪問した子どもたちが観察した野生動物の絵を描いてプレゼントしてくれました。その一枚をアップします。

 

まだ国立公園を訪問していない低学年の子どもたちは、次回のサラマンドフの会の支援で教育ツアーに参加できる日が来るのを今から楽しみにしています!

 

ワイルドライフ・クラブの代表の挨拶、「また国立公園での教育ツアーに行きたいです!」のことばで、会は終了しました!

 


子どもたちへのマスク支援

2022-05-19

 

新型コロナ感染はケニヤ全域で落ち着きを見せ、感染予防への制限の緩和となっていますが、バスや列車など集団で移動する時には、今なお車内でのマスクの着用を推奨しています。

 

ビリカニ女性たちの会では、コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策の協力をしていて、第5回目を実施しました。

 

第5回目では200枚のマスクを作製して、4月に教育ツアーを実施する前に、ブグタ小学校の子どもたちに手渡しました。ビリカニ女性たちの会のお母さんがマスクを直接手渡すと、子どもたちは大喜びでした。写真はお母さんたちが子どもたちに手渡した時のものです。

 

コロナが収束してマスクも不要となる時が来て、今回のマスク・プロジェクトで終了となれば、喜ばしい限りです。ただ、世界がからコロナ感染のリスクが消えない限りは、おそらくマスク着用は推奨されることでしょう。そうである限りには支援を継続していく予定です。

 


挑戦者

2022-04-16

 

ビリカニ女性たちの会では今年の洋裁士の国家試験受験の挑戦者が決まりました。3級には2名、2級には1名が挑戦します。

 

コロナ感染拡大に関しては極めて落ち着いていて、マスクの着用は義務づけられてはいませんが、洋裁教室での作業では、なるべくマスクをして参加するように取り決めています。

 

挑戦者たちは、マスク・プロジェクトの主要なメンバーでもあり、受験のためのトレーニングとマスクの作成とに忙しく活動を続けています。

 

今回の選抜に漏れたお母さんたちも、来年のチャレンジを目指してがんばっています!

 

教育エコツアーの参加者たちが直接女性たちの会を訪問することで、現地支援販売をして活動を支えていた力が大きかったのですが、コロナ感染拡大のための教育ツアーの中止で、この2年間、現地での支援販売が停滞してしまっています。

 

教育ツアーが復活して、また現地支援ができるよう願っています!

 


マスク・プロジェクト第4弾

2022-02-28

 

コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策に力を注いでいるビリカニ女性たちの会のマスク・プロジェクトの第4弾の支援をしました。今回は235枚のマスクを作製し、初のワイルドライフ・クラブの教育ツアーとなるムルンディニ小学校の子どもたちに手渡しました。教育ツアーに参加を予定している子供たちは、手にしたマスクをつけて安全に参加できるのを楽しみにしています。

 

 

前回の第3弾のマスク・プロジェクトの支援では1,083枚を作製し、第2段までと同様にビリカニの子どもたちとその家族に配布した後、カンビト村の支援している小学校の子どもたち全員にも、ビリカニ村のお母さんたちからカンビト女性たちの会を通して手渡されました。校長先生の感謝のことばに始まり、お母さんたちからひとりひとりの子どもにマスクが手渡されると、まるでお祭り騒ぎの喜びようでした。

 

 


マスク・プロジェクト第3弾

2021-07-17

 

コミュニティーや子供たちへのマスクを作り、コロナ感染予防の対策に力を注いでいるビリカニ女性たちの会が、第3弾のマスク・プロジェクトをサラマンドフの会の支援で進行中です!

 

ビリカニ村の子どもたちや家族へのマスクばかりでなく、サラマンドフの会の支援の他村の子どもたちのためにも作成することにしました。

 

8月までワイルドライフ・クラブの小学生を対象とする教育ツアーを、前回までと同様にマスク着用などコロナ感染拡大防止の対策の制限の下、実施を予定しています。

 

参加する子供たちはもちろんのこと、参加人数制限のために参加できない子どもたちへも、お母さんたち作製のマスクを配布する予定です。

 

子どもたちも家族も今からとても楽しみにしています!

 

 


無事終了

2021-06-07

 

ビリカニ女性たちの会のヤング・ママが洋裁士の国家試験3級は、再々度延期で5月末となっていましたが、ようやく実施となり、無事終了しました!

 

待ちに待った試験でしたので、受験者は無事終了して一安心です。

 

コロナ感染拡大防止のための規制が続き、延期に延期となることはあっても、資格試験の受験はできるのだ、と後に続きチャレンジするヤング・ママたちにもよい刺激となりました。

 

 


メンテナンス支援

2021-06-03

 

女性たちの会の作業場もライブラリーも老朽化してきており、こまめな修繕のメンテナンスへの支援が必要となってきているのは、本ブログでもお知らせしてきたとおりです。

 

作業場を囲っている門とフェンスが古くなってきたため、セキュリティーの問題が発生し、修繕をして補強しました。

 

ライブラリーでは、フェンスと門がしっかりした分、囲まれたライブラリーの敷地内で雨季が終わるころには、植物が伸び放題となってしまいました。

 

子供たちが植物を学ぶ素材とはなるのですが、門からライブラリーを使用するための道もふさがれる、伸びきったイネ科の草や植物の合間に蛇やサソリなどが常住して、子供たちへリスクが生じる、そして最も問題となったのは、コミュニティーからライブラリーのみが植物が繁茂しすぎているとクレームが出始めたことでした。

 

そこで、コミュニティーがライブラリーを支持しなくなってしまうのではないか、とライブラリーの卒業生たちが心配をして相談に来ました。その結果、敷地内の草刈りなどのクリーニングをすることにして、雨季に備えることができました。

 

今後もメンテナンスを定期的に行っていく必要があります。

 

そのための支援も継続していく予定です。

 

皆様からのご支援もよろしくお願いいたします。

 

 


資格試験の再延期

2021-04-29

 

ビリカニ女性たちの会のヤング・ママが洋裁士の国家試験3級に挑戦するのを支援してきていますが、4月に延期になった試験は再度延期となり、今のところ来月、5月の予定です。

 

ケニヤの支援している地域ではコロナの感染状況は落ち着いているので、試験日程が不確定なのは残念です。

 

ケニヤ全体の状況によっては、さらに延期となる可能性もありますが、無事に5月に受験できように願っています!

 


子どもたちへのマスク

2021-03-10

 

子どもたちにマスクを!と、ビリカニ女性たちの会では、312枚のマスクを作製して、子どもたちに配布を完了しました!

 

小学校は1月から全学年で登校開始となっています。ビリカニ村では全くコロナの感染報告などはなく、安全なままですが、小学校に通うのにもマスクは必需品です。布マスクは洗って使えますが、消耗は早いので、複数枚あると助かりますよね。

 

「また何枚でも作って欲しいなあ~」と早くも次回のマスクへの期待の声が聞こえていました!

 

コロナのパンデミック状況が続く限り、感染リスクの低い地域でもマスクは必需品です。子どもたちの国立公園への教育ツアーをコロナ感染のリスクを避けて安全に実施するためにも、前回同様、お母さんたち作製のマスクは欠かせません。

 

従来の学童対象の教育ツアーの実施には、コロナ感染拡大防止の対策との関係で、まだ制限がありますが、もろもろの条件がそろって、前回同様、少人数でも意義のあるフィールド学習を実施できればよいと願っています!

 

写真左:ビリカニ・ライブラリーの前でお母さんたちが、縫製したマスクを配布。

写真中央:配布されたマスクをつけた子どもたち。

写真右:低学年の子供たちにも配布。後ろに立っているのはビリカニ女性たちの会のメンバー。

 


資格試験の延期

2021-01-29

 

ビリカニ女性たちの会のヤング・ママが洋裁士の国家試験3級に挑戦するのを支援してきていますが、昨年12月の予定は、コロナ感染拡大の防止の関係から、4月に延期となりました。

 

ケニヤの支援地域ではコロナ感染状況は落ち着いていますので、このまま4月まで状況が持てばよいと願っています。

 

受験を予定しているお母さんは、2級資格を持っているお母さんと同じくらいの技術を持っているから問題なく合格できますよ、とインストラクターたちのお墨付きです。

 

とはいえ、試験は試験ですので、受験候補のお母さんは少々緊張しながら、乳児の世話の合間を見て、トレーニングにはりきっています。

 

続くヤング・ママたちも刺激を受けて、次回の受験の機会を心待ちにしています!

 

 


マスク・プロジェクトの支援の輪

2020-09-14

 

ビリカニ女性たちの会の支マスク支援プロジェクトでは、作製のマスクが合計918枚に達し、第1弾を終了しました。

 

マスクは、ビリカニ村のコミュニティーに寄贈され、大変喜ばれています。

 

一部は日本で、ボランティアによりオンラインを通して支援販売を開始しました。

 

HANAさんのビリカニ・グッズ支援!

https://et099.stores.jp/

https://instagram.com/hana.erimiki?igshid=vbypvz9vaole

 

デザインマスクは人気があり、開始して1週間強でSold out となりました!

 

ビリカニ女性たちの会へのサラマンドフの会からのマスクプロジェクトへの支援、そして、ビリカニ女性たちの会からコミュニティーへの心温まる支援、さらに日本の皆さんによる支援購入となり、文字通りの支援の輪の優しい広がりに、皆大喜びです!

 

 

 


【子供たちのライブラリーに配置された電気を子どもたちが指さしている】
【子供たちのライブラリーに配置された電気を子どもたちが指さしている】

電気が来た!

2020-09-13

 

ツァボ地域では電気の普及が急ピッチで進んでいます。支援地域の村でも来年3月までには、どこでも電気が得られるようになる、とすら言われているほどです。

 

そのような中、ビリカニ女性たちの会の洋裁教室と子どもたちのライブラリーに、ついに電気が接続されました。といっても、電気のブレーカーが自治体より寄贈されただけで、電気は未配線ですので、利用できる方途はまだ限られています。

 

それでも、地域の人たちに電気が届いたのは画期的なことです。

 

ビリカニ女性たちの会では、お母さんたちから早速要望が出たのは、電気アイロンです。今までは、炭火アイロンでしたが、電気アイロンに移行です。

 

今後、電気を使った新たなプロジェクトの企画も進めることができそうです!

 

 


ライブラリー再開

2020-07-05

 

ビリカニ・ライブラリーは、コロナ感染対策のために閉鎖していましたが、3カ月ぶりに再開することになりました。

 

厚生省の役人等による立ち入り検査で、再開のための機器(手洗いバケツ、せっけん、体温測定器など)、人数制限、ライブラリーの管理方法、報告書の義務等々、さまざまな細かい指導を受けて、ようやく準備完了!とても嬉しいことに、再開の許可を得ることができました。

 

再開のニュースにライブラリーを使いたい、と思っていた子どもたちは大喜びです。

 

再開の条件指導によって、一回にライブラリーを使える人数は、10名まで、距離を十分にとること、頻繁に掃除をすることなど、従来の方法とは異なるさまざまな条件規定があります。

 

 

利用希望者の名簿には、毎日、体温測定の記録をしていきます。少しでも体調変化があれば、自宅での待機を勧告するなど監督者の管理義務もあります。

 

一日10名まで利用できるように、名簿を作成し直して、希望者たちが漏れなく楽しく学べる場としていきたい、と監督者もはりきっています。

 

支援している地域の子どもたちの家の多くは、個人の勉強部屋がないので、いまだに続く学校閉鎖の期間中、学べる場所が全くありません。ライブラリーは開いているかな、と足を運んでは、まだか~とがっかりして帰っていく子供たちが多くいました。

 

そういう子どもたちが本当に嬉しそうに、マスクの上に輝く目を見せていると、支援を続けていて本当によかったと感じ入ります。

 

子どもたちがしているマスクはお母さんたちの作製のマスクです。

 

おかあさんたちが作製したマスクをつけて、監督員の下、もろもろの規制条件をきちんと守って、再開が維持されるよう願っています。そして、ライブラリーが楽しく有意義な学びの場として維持されるよう応援を続けていきます。

 

サラマンドフの会では、再開のための機器の購入や係官による検査のサポート、子どもたちの利用にあたっての衛生指導、監督官への指導など、ライブラリー再開維持のための支援を行っています。

 

 


マスク・プロジェクトの進展

2020-07-03

 

ビリカニ女性たちの会の縫製事業の一環として進めている、マスク作製の支援プロジェクトは、サラマンドフの会の支援により順調に進んでいます。

 

地域の人たちのみを対象とするマスクの作製だけでは緊張感が続かないところもあります。

 

 

地域以外の人たちでも使用してもらえるレベルまで技術アップするようにチャレンジしてきました。

 

顔のサイズの小さい彼女にもぴったりとする感じのものも作製できるようになりました。

 

 

地域の子どもたちへの配布も進めています!

 

 


上記より以前のアーカイブの記事は、【コミュニティー活動支援】よりご覧ください。本サイトの【LINK】内にもURLリンクがあります。