主な活動

◆サラマンドフの会の活動

2016年以降、現在までの具体的な支援活動の内容をご紹介します。

◆学童への教育支援

ケニヤのツァボ国立公園周辺地域の村落の住民の子どもたちへの野生動物の保護を理解するための教育支援をワイルドライフ・クラブ(注1)を通して行っています。

サラマンドフの会では3つの村落のワイルドライフ・クラブの小学5年生から8年生(注2)を、2014年には1つのワイルドライフ・クラブが追加されて、現在では4つの村落のワイルドライフ・クラブを対象に支援しています。

※ 注1: 野生生物について学習する小中学生のためのサークル。
※ 注2: ケニヤでは小学校は8年制。

ビリカニ・ライブラリー

サラマンドフの会の野生動物保護の教育支援のための拠点になっています。ライブラリーはサラマンドフの会が設立される以前の2007年に、ビリカニ女性たちの会が中村千秋からの受賞金の寄付を合わせてビリカニの子どもたちのために建てた学習室です。

 

サラマンドフの会ではライブラリーの維持の支援を行っています。

 

さらに、ライブラリーの卒業生たちが自然保護の指導者として次世代につなぐ活動をするように、サラマンドフの会では支援を行っています。

 

ビリカニ・ライブラリーで学習する子どもたち(写真左、右)。

写真中央はビリカニ・ライブラリーの外でくつろぐ監督員と子どもたち。修築が必要になってきている。

◆教育エコツアー支援

国立公園の訪問を通してフィールドの体験学習

 

サラマンドフの会では学童への教育エコツアーを実施して、野生動物のフィールド観察の経験を増やす支援をしています。

 

日本から教育エコツアーに参加する訪問者がツァボ地域を知り学ぶのと同じように、地元のこどもたちが国立公園を訪問するフィールド学習を通して野生動物、原生自然の大切さを体得しています。

2016年には学童の訪問者は延べ数で1,000名を超えました。

2011年から2017年の7年間に延べ1,173名が、ツァボ・イースト国立公園とツァボ・ウェスト国立公園を訪問しました。

フィールド体験学習を通してツァボ地域の野生のゾウをはじめとする野生動物の保護と原生自然の保全がいかに大切であるかを知り、さらに深く学び続けています。

サラマンドフ・スピーチ・コンテスト

フィールド学習の後には体験を文章にまとめる作業を課題としています。

予選で選ばれた子どもたちとワイルドライフ・クラブの顧問がビリカニ・ライブラリーまたは参加者たちの小学校に集まって、サラマンドフの会の支援によるスピーチ・コンテストを年に1回行っています。体験学習とプレゼンテーションをとおして野生動物の保護に携わる仕事への関心と将来の夢を膨らましています。

2016年・2017年のスピーチ・コンテスト

写真左、中央:2016年スピーチ・コンテスト。ビリカニ・ライブラリーにて。

写真右:2017年スピーチ・コンテスト。カンビト小学校にて。

◆ビリカニ女性たちの会の支援

ヤング・ママ(若年層)支援

1993年から続いている洋裁教室の支援プロジェクトは、母から子、子から孫へと世代を超えたプロジェクトとなってきています。 ビリカニ女性たちの会のメンバーが洋裁技術を習得し自信をつけ生活向上を目指すことによってコミュニティーが活性化しています。野生のゾウと畑の作物とのトラブルでコミュニティーが困惑しても、それを緩和するための効果を上げているのです。
サラマンドフの会ではビリカニ女性たちの会のメンバーの若年層を中心に支援を行い、洋裁士の国家試験の挑戦を支援しています。

2017年までに、ヤング・ママ14名が洋裁士ドレスメイキング3級に合格し、上級の2級には4名の合格者を出しました。

洋裁士の資格を取得したお母さんたちが、家族の衣服を縫製しています。
またビリカニ女性たちの会の作品としてビリカニ・グッズを作成し、教育ツアーで訪問する人たちへの支援販売をとおして、女性たちの会の活動を支えています。

 

 

2016年・2017年のビリカニ女性たちの会

村落への支援

ビリカニ女性たちの会の他に、野生のゾウなど大型野生動物とトラブルのある村落の支援として、カンビト女性たちの会で養鶏プロジェクトを支援して、野生のゾウをはじめとする野生動物の保護への理解を得ています。

また2018年4月からは、支援している3つの村落のワイルドライフ・クラブの卒業生たち(成人)への指導者養成のための新規事業にも着手しました。

2016年・2017年のカンビト女性たちの会

◆日本国内での普及・広報活動

会員へのニュースレターの配信、一般向けにメルマガの配信、講演会、交流会などを行い、活動の普及・広報に尽力しています。大学の公認サークルも活動に参加しています。

2016年にはJICA地球ひろば設立10周年記念感謝祭に参加・出展した他、出版記念の会、写真展を企画・開催しました。

サラマンドフの会では、ケニヤで野生動物と地域住民との共存を楽しく有意義に学ぶため、現地での教育エコツアーも応援しています。